黒子のバスケ3期｜動画配信無料で全話フル視聴できる公式サイトを紹介【TVアニメ】

ウインターカップ準決勝進出を決めた誠凛高校バスケットボール部。「キセキの世代」の青峰擁する桐皇学園と、紫原擁する陽泉を撃破し、すっかり注目校のひとつとなった誠凛は、準決勝へ向けて決意を新たにする。

もうひとつの準々決勝、海常対福田総合の試合が始まる。黄瀬にとって灰崎は、一度も勝てなかった因縁の相手。灰崎の実力は確かなものだったが、チームを省みない傍若無人な態度に海常メンバーは憤りを覚える。

灰崎は一度見た技をコピーするのではなく奪う能力に秀でており、海常はそれぞれの得意なプレイを封じられ追い詰められていく。コピー能力に長けた黄瀬さえも、試合が進むほどに使える技のストックが尽きつつあった。

ウインターカップ4強が出揃った。準決勝の試合当日、2人揃ってバスケットシューズを破損した黒子と火神は、急いで新しいものを買いに出かける。しかし、火神のサイズのバッシュが見つからず、桃井に相談するが…。

準決勝の1試合目は秀徳対洛山。一進一退の攻防は、第2クォーターに入り新しい局面に差しかかる。「無冠の五将」の1人である葉山は、すさまじいパワーのドリブルを繰り出し、マッチアップしていた宮地を圧倒する。

相手の動きの未来が見える赤司の「エンペラーアイ」にお手上げかと思われた秀徳だが、メンバーは目に再び闘志を宿し、「不撓不屈」の精神で洛山に立ち向かう。緑間と高尾の奇策により、一気に差を縮めにかかるが…。

準決勝第2試合は誠凛対海常。試合前のアップから両校共に、エースである黄瀬と火神がそれぞれ渾身のシュートを決めてけん制しあう。春の練習試合以来、初の公式戦での対決に全員が気持ちを高ぶらせていた。

誠凛対海常戦が始まった。先手必勝を狙った誠凛に対し、黄瀬がまさかの試合開始早々のパーフェクトコピーを使い、圧倒的な強さを見せつける。完全に出鼻をくじかれた誠凛は、焦るほどに攻撃が空回りするのだった。

誠凛対海常はエース対決で白熱した展開を見せる。攻守が逆転し、攻め上がる誠凛。「キセキの世代」と同じ才能を持つ最後の覚醒者である火神は、その能力を開花させつつあり、黄瀬はその脅威を誰よりも感じ取る。

後半戦に突入した誠凛対海常。驚異的な成長を見せる火神は海常のダブルチームをものともせず、エース・黄瀬を欠いた海常を圧倒していく。海常は気迫で食らいつくも誠凛の流れは止められず、点差は次第に開いていく。

海常はエース・黄瀬の復帰によって猛追を開始し、観客たちはその懸命な姿に沸き上がった。会場は、海常応援ムードに包まれる。そのプレッシャーは誠凛にとって初めての経験で、苦しい状況のなか、ミスを連発する。

勢いが止まらない黄瀬のパーフェクトコピーの傾向を必死に分析する黒子は、その答えを見いだす。チャンスは一度きりだ。誠凛側の覚悟を感じながら最後の攻撃に出た黄瀬は、黒子のスティールを青峰のコピーでかわす。

洛山との決勝戦の前夜、黒子は誠凛の仲間に「キセキの世代」との出会いと決別の過去を語り始める。バスケットボールの名門・帝光中バスケ部に入部するも、黒子はクラス分けテストの結果、三軍スタートとなった。

念願の帝光バスケ部の一軍となった黒子は、新たに一軍に昇格した黄瀬の教育係を任せられるまでになった。同じ頃、事情によりキャプテンの座を退くことを決意した虹村は、その後任を赤司にと進言する。

「キセキの世代」の活躍によって、帝光バスケットボール部は全中2連覇を達成した。しかし、周囲との力の差は広がる一方で、才能を持て余した「キセキの世代」同士の関係にも亀裂が生じ始めていた。

中学3年になり3度目の全中制覇に向けて始動した黒子たちだが、もはや敵なしの「キセキの世代」にとって勝利はただのノルマでしかなくなっていた。退屈を紛らわすため、青峰たちは公式の試合中に点取り合戦を始めた。

黒子から帝光中時代の話を聞いた誠凛のメンバーは、それぞれの想いを胸に決戦の朝を迎えた。ついに頂点が決まるウインターカップ最終日。各校の選手たちもその瞬間を見届けるため、続々と会場に集まってきていた。

ゾーンに入った火神のスタミナ切れを恐れたリコは、黒子をいったん下げ、火神をオフェンスに専念させる作戦に出た。しかし、赤司はエンペラーアイにより、ゾーン状態の火神の攻撃さえも押さえ込んでしまう。

謎に包まれていた黛の能力がついに明らかになる。黒子と同じ特性を持ち、ミスディレクションを武器とする洛山の「幻の6人目」であり、自らシュートを決めることもできる「新型」とも言うべき実力を持っていた。

誠凛と洛山の試合は第3クォーターに突入。誠凛は諦めることなく、スコアラーの日向と火神に希望を託した。しかし、そんなわずかな希望すらも赤司は摘み取ろうとしており、日向にその矛先を向けていた。

火神の超広域ディフェンスと黒子の黛封じによって誠凛は希望を見いだすが、それでも差は縮まらない。現状を打破するには、まず無冠の五将の攻撃を止めることが必須。そこで、まず動いたのは伊月だった。

いよいよウインターカップの覇者が決まる第4クォーターが始まった。小金井のプレイによって実渕攻略の糸口を見つけた日向は、5ファウルによる退場のリスクを負いながらも、再び実渕に挑むべくコートに復帰する。

チームメイトを見限った赤司は自らの力でゾーンに入り、オフェンスだけでなくディフェンスまでも1人でこなし始めた。その圧倒的な強さに対抗しようと焦る火神に、黒子は2人で赤司と戦おうと提案する。

自問自答の末に覚醒した赤司は、チームメイトに謝罪して試合に臨む。赤司の完璧なパスによって作られる完璧なリズムは、メンバーたちの潜在能力を引き出し、全員がゾーンに入った状態を作り上げていく。

真のゾーンにより、まさに一丸となって洛山に詰め寄る誠凛。だが、残り時間は40秒を切ってしまう。その時、伊月から日向へとパスが通り、日向は実渕の得意技である「地」のシュートを決め、1点差に迫るのだった。